ライン基礎講座
ライン基礎講座
ラインの基本とは下記の3種類のラインの特徴と使用する用途を説明しますね。
- ナイロンライン
- フロロカーボンライン
- PEライン
比重表(平均的な数値) | 水 | ナイロン | フロロカーボン | PEライン |
比重 | 1.00 | 1.14 | 1.74 | 0.97 |
ラインの特徴・伸縮性・メリット・デメリット・適応ルアーの解説
ナイロンライン
特徴 ー 水に浮きやすくしなやかな素材です(比重が軽い)。
しなやかなのでリールの巻き癖がつきにくく、ライントラブルが少ないので、初心者はまずはナイロンラインからスタートした方がいいと思われます。
ライントラブルが少なくよく飛ぶので、投げて巻くだけのルアーに適しています。
摩擦に弱く、水分を吸収しやすい素材なので劣化しやすくなります。
伸縮性 ー 伸びやすく衝撃を吸収しやすくなります。
メリット ー 水に浮きやすいのでトップウォーター系のプラグを使用するのに適しています。沈むラインだとトップウォータープラグが沈んでしまいますからね。
比重が軽いのでルアーがよく飛ぶ、しなやかなのでラインに巻き癖がつきにくくトラブルが少なくなります。
巻物系のプラグを使用する場合にも、バスがバイトした時にラインが伸びるので、バスのアタリがはじきにくくなり、フッキングしやすくなります。
デメリット ー ラインが浮きやすい素材なのでダウンショットや繊細な釣りをする場合には適しません。
ラバージグなどのアタリがあり、すぐにフッキングする場合にも伸びてしまうので適しません。
適応ルアー ー トップ系・スピナベ・クランク・バイブレーション・ミノー・ワーム
フロロカーボンライン
特徴 ー 水に沈みやすく硬く張りがある素材です(比重が重い)。
摩擦に強く、ナイロンラインよりも劣化しにくくなります。
硬く張りがあるので、リールの巻き癖がつきやすくなりライントラブルが多くなるので、初心者にはおすすめできません。
伸縮性 ー ナイロンラインよりも伸びにくく衝撃を吸収しにくくなります。
メリット ー ラバージグ・テキサスリグなどのカバーを攻めている場合など、力いっぱいフッキングする時に、ラインが伸びにくいのでフッキングパワーが伝わりやすくなります。
硬く張りがあるのでルアーアクション時に操作性が良くなります。
デメリット ー 伸びにくく衝撃が吸収されにくいので、フッキングした時に切れてしまうことがあります。
トップウォータープラグなどを使用すると、沈んでしまうことがあります。
比重が重いのでルアーが飛びません。
適応ルアー ー ラバージグ・テキサス・シャッド・ダウンショット・ネコリグ・ワッキーリグ
PEライン
特徴 ー 糸を編んだ素材で、かなり強力なラインです。
バックラッシュなどのライントラブルになると、ナイロン・フロロカーボンに比べると修復が大変です。
伸縮性 ー 全くと言っていいほど伸びません。
メリット ー 伸びないのでフッキングパワーが直接バスの口に伝わります。超ヘビーカバーやライギョを釣る時などに活躍します。
デメリット ー 値段が高いです。風が強く吹くとキャストが通常のラインより難しくなります。
適応ルアー ー ラバージグ・テキサス・フロッグ
基本的なラインの説明になりますので、初心者の方は参考にしてください。上級者になるとナイロンとフロロカーボンを使い分けて、ルアーをトレースする深さを変えたりと、いろいろ臨機応変に使い分けるのですが、その説明はまた時間がありましたら・・・